せいとそう日誌

セラピー犬おもち 永眠

2023.11.01 | お知らせドッグフロア

2019年12月31日より青都荘にやってきましたセラピー犬のおもちが、2023年10月11日に永眠しました。

おもちは保護犬としてセラピーの訓練を受け、青都荘に来てくれました。

青都荘に来たばかりのおもちは、慣れない環境で不安げな様子でした。

そんなおもちに青都荘の職員、入所者様、入所者家族様が抱っこしたり、話しかけたりとスキンシップを図っていくなかで、少しずつ施設での生活に慣れてきてくれました。

青都荘に来たばかりの頃とは違い、自由に施設を駆け回る様になりました。

時には玄関から外へ飛び出し、ご近所の方が連れて来て下さることもありました。

青都荘での季節行事にも参加する機会が増えてきて、ハッピを着たりコスプレをしたり、初めての経験が少しずつ増えてきました。

不安で怯えていたおもちはもうおらず、職員を追いかけたりたくさんの人と関わったり、青都荘での生活がおもちにとっての当たり前となりました。

おやつは食べるけど、ご飯はなかなか食べてくれないおもち。

すっかり青都荘の一員となってくれました。

 

 

2022年11月、腸の癌が発覚。

医師からは人工肛門か安楽死の二択を迫られ、何がおもちにとって一番なのかを話し合い、生きて欲しいという思いから人工肛門を選択。

小さな身体で手術を乗り越え、青都荘での生活が再開します。

しかし、2023年8月にはさらに尿道の近くに癌が転移し、自分でおしっこをする事が出来ず、カテーテルからシリンジで抜かなければいけない状態になりました。

 

そこから一気に体調を崩していき、2023年10月11日の午前1時16分に息を引き取りました。

最初に癌が見つかり、手術をして約11か月の期間本当に最期までよく頑張ってくれました。

おもちに対しての選択が正解だったのかは分かりませんが、施設全体で最期まで向き合うことが出来ました。

人に対しても、動物に対しても、1日1日を大切にし、最期まで全力で向き合える施設であり続けたいと思います。

 

四十九日を迎えるまで、青都荘の1階エントランスにておもちの遺骨やお写真を置いておりますので、青都荘へご来荘の際に見ていただけますと嬉しいです。

おもちを愛して下さった皆様、今まで本当にありがとうございました。

おもち、青都荘に来てくれてありがとう。